今から始めても遅くない!?音声交流SNS “Clubhouse”の活用術。|北海道玄誓寺 上本周作さんインタビュー<前編>

 

上本周作さん(画像提供:上本さん)

 
Twitter、Facebook、Instagram……現代には多種多様なSNSが存在しています。そのような中、2021年に登場し、一時的に大ブームを巻き起こしたSNSをご存知でしょうか?
その名も、Clubhouse(クラブハウス)。画像や文字を扱わず、音声のみで交流する斬新なSNSとして、一躍脚光を浴びました。
 
この度、お話を聞かせていただくのは、北海道玄誓寺の衆徒 上本周作(うえもと・しゅうさく)さん。
上本さんは、ClubhouseやTikTokなど、多様なSNSをご活用されています。前編となる今回は、そもそもClubhouseって何?その活用法とは?といった、Clubhouseに関するあれこれを伺ってまいります。
 

「しゅうさん」こと上本周作さんについて

 
――上本さん、本日はどうぞよろしくお願いします。はじめに、自己紹介をお願いします。
 
上本 周作さん(以下:上本):上本周作(うえもと・しゅうさく)と申します。北海道十勝地方北西部の鹿追町(しかおいちょう)にある、玄誓寺(げんせいじ)というお寺で衆徒を務めています。SNS上では「しゅうさん」というネームで活動しています。年齢は2022年現在38歳で、最近は妻と共に男の子2人の育児をする日々を過ごしています。
 
――玄誓寺さんや鹿追町についても教えてください。
 
上本:鹿追町はおよそ5000人の人口に対して牛が4万頭もいる、非常に酪農や畜産を含む農業が盛んな地域です。
そして玄誓寺は、西暦1914(大正4)年に開教された、町内最古のお寺です。毎月10日は常例法座を行っているほか、新型コロナウイルスが流行する前までは、法座の合間にカレーを振る舞うような試みも行っていました。門信徒はもちろん、地域の方がほっと一安心できる場所を目指して日々活動しています。
 
――「しゅうさん」こと上本さんはTikTokをはじめ、さまざまなSNSでご活躍されていますよね。そもそも、SNSでの活動を始められたきっかけは何でしょうか?
 
上本:現在は「TikTokのお坊さん」というイメージが強いかもしれませんが、実は以前からTwitter等のSNSは運用していたんです。そんな中、転機が訪れたのは2021年2月でした。
音声交流SNS「Clubhouse」が日本でも開始され、そこへ登録したのがきっかけで、他のSNSも積極的に活用し始めたという経緯があります。
 

Clubhouseってなんだ?

 

Clubhouseの様子(画像提供:上本さん)

 
――そもそも、Clubhouseとはどういうものでしょうか?
 
上本:Clubhouseとは、ユーザー同士が文章や画像ではなく、音声で交流するSNSです。
日本では2021年1月から~5月ぐらいに話題となり、一時は芸能人も多数参加していましたが、コンプライアンスの問題があったのか、ほどなくして撤退されました。企業の参画もほとんどなく、ブームは下火になってしまいました。僕はブーム真っ只中の2021年2月3日に登録し、現在も活用しています。
 
――実際に、Clubhouseをどのようにご活用されているのでしょうか?
 
上本:いつも朝の8時半過ぎぐらいから、親しくさせていただいているフォロワーさんが「部屋」を開設してくださるので、そこに入室します。そこでお話をしたり、時にはグチを聞き合ったり……といったことが多いですね。大学の部室で過ごしているような感じです。
出入り自由なのも居心地が良く、遅い時には夜の12時まで過ごすいるなんてこともあります。時間になると、「エンドルーム」といって、「部屋」がクローズされたらメンバーは自動的に解散、という流れになっています。
 

Clubhouseの面白みとは?

   

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掲載日: 2022.06.27

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