花それぞれが活かし合う?お佛華の生け方とコツ│藤田徹信さんインタビュー<前編>

 
――制限がありながらバランスを考え着々とお佛華を生けていく中で、精神的に追い込まれることもあるのではないでしょうか?
 
藤田:ありますね。そんなときは「段取り八分」という言葉を思い出します。
お佛華は、それに欠かせない材料の調達、幹拵えや役枝作りなど花を生けるまでの段取りに一番時間を使うんです。お佛華の作業の中では段取りが八分でそこから先は二分程度、というところから来ています。
備後佛華之会で花を生けているとき、作業に疲れてため息が漏れ出すと、メンバーの誰かが「ダンドリハチブ、ダンドリハチブ」と言って励まし合うことがよくあります。そこから自然に「なんまんだぶ、なんまんだぶ」とお念仏もこぼれてくるんですよ。
 
インタビューは後編に続きます
 

 

   

Author

 

他力本願ネット

人生100年時代の仏教ウェブメディア

「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。

≫もっと詳しく

≫トップページへ

≫公式Facebook

掲載日: 2022.11.14

アーカイブ