認知症と親子関係。支援を通して気づくこと|お寺で知る終活講座第2回レポート
「死に方」には4つのパターンがある
「人は必ず死ぬ」と話す東先生。続けて「死に方」の4パターンを紹介されました。
東先生によると、死に方には、
①急性期医療等における急性型
②ガン等の亜急性型
③高齢者等の慢性型(呼吸不全等)
④高齢者等の慢性型(フレイル・認知症等)
②ガン等の亜急性型
③高齢者等の慢性型(呼吸不全等)
④高齢者等の慢性型(フレイル・認知症等)
の4パターンが考えられているといいます。
①は交通事故や急病による突然の死、②はガン等により2か月程度で死を迎える場合、③は老化による肺炎や呼吸不全を患い、回復と悪化を繰り返しながら死を迎える場合、④は何も病気がなく老衰(フレイル)によって死を迎える場合です。
その中でも、苦しみの少ない死に方は④の高齢者等の慢性型かもしれないと話す東先生。しかし、元気な状態で亡くなるのではなく、段々と認知症や老衰が進行しつつ亡くなるといいます。つまり、どれだけ健康に生きていても、いずれは老衰し認知機能は衰えていくということであり、その状態になった時どう家族と連携していくか、どう生きるかを考えておく必要性を強調されました。
「進行が進むと病気である自覚が薄れる」こと