「カリー寺」「よいかなよいかな」「教育に関わる雑談する会」……多くの催しを行ってきた西正寺 中平住職が考える、お寺のあり方とは

 

2019年に行われた「カリー寺」の様子

 
兵庫県尼崎市の西正寺住職 中平 了悟(なかひら・りょうご)さんへのインタビュー。
前回は、西正寺で行われている「教育に関わる雑談する会」についてお話をお伺いしました。
本記事では、「カリー寺」や「よいかなよいかな」など、多くのご活動を行われた中平さんに、お寺の催しのことや、お寺の魅力といった「そもそも」についてお聞きしました。
 

 

イベントなんてやらなくても良い!?

 
――西正寺さんといえば、「教育に関わる雑談する会」に限らず、「カリー寺」や「テラから始まるこれからのハナシ。」など、数多くのイベントを行われてきました。ずばりお聞きしますが、こうしたお寺でのイベントは、やはり積極的に行うべきなのでしょうか?
 
中平 了悟(以下:中平):いいえ。僕はお寺のイベントは必ずしも「積極的に行うべきもの」というようにはあまり考えていません。お寺それぞれの歴史や背景、状況によっていろいろな可能性があると思います。僕の場合はたまたまこれまで経験してきたことのなかで、いろんな人との繋がりができたり、関心をむけることがあったので、たまたま結果的にお寺でいくつかの取り組みができているだけなのではないかと思っています。
 
例えば、「テラから始まるこれからのハナシ。」という社会課題をお寺で考えるという取り組みは、僕がこれまでの経験やつながりから、「やってみたい」と思い始めたことで、それがたまたまいい形でお寺と地域に還元できているように思います。
 
――つまり、お寺のイベントは無理をして行うものではない、ということですね。
 
中平:そうですね。すべてのお寺がなにか特定の課題に取り組まなければならないというものでもないだろうと思っています。例えば、僧侶自身が福祉に精通しているとか、たまたま家族や親しい人に障がいがある人がいるなどしたら、その人を支えたいという思いから、行動に移すようなこともあるだろうと思います。
 
無理に外から押し付けられて始めるものではなく、それぞれの内に動機やモチベーション、あるいは「やらなければならないと思うなにか」があって始められるべきものだと思っています。そういう意味では、それこそご縁によって生まれてくるものといえるかもしれません。
 

繰り返される日々にこそ気付きがある

   

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掲載日: 2022.03.09