摂食障がい、自律神経失調症を経て、栄養の大切さを伝える僧侶|原田慈縁さんインタビュー<前編>
(写真提供:原田さん)
「何で生まれてきたんだろう?」と疑問に思ってきた
――原田さんが仏教や浄土真宗で好きなところはなんですか?
原田:「私の『いのち』は、仏さまから常に願われている『いのち』なんだ」という教えには、ものすごく衝撃を受けましたね。摂食障がいや自律神経失調症に悩まされ、つらい時期もありましたが、私はずっと前から仏さまのお慈悲に照らされていたんだ、と。じゃあ生まれてきたことも、これまで生きてきたことも間違っていなかったんだ、とすごく感動しました。
だから法名(仏教者としての名前)にも慈悲の「慈」という字をいただき、もともとの「ゆかり(縁)」という名前とあわせて、「慈縁」となりました。
――仏教を学ばれて、気付かれたことや得たものはありますか?
原田:私の中で「私たちのいのちは阿弥陀さまに願われている」ということがすごく響いています。そして、そのことを東京仏教学院の同級生たちとも共有し合えた時間は本当に楽しかったです。不登校の期間も長かった私にとって、12、3年ぶりに友達と話せた時間でした。改めてご縁って本当に尊いことだなぁと思いました。
インタビューは後編に続きます。
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管理栄養士として、僧侶として。いのちを繋ぎ、世界を笑顔に。│原田慈縁さんインタビュー<後編>
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他力本願ネット
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掲載日: 2022.01.10