「ちょっと怒られる」ぐらいの方法で、斬新なチャレンジを続ける青年僧侶の集い|広島青年僧侶 春秋会インタビュー<前編>


「安芸門徒」と呼ばれる方々がいらっしゃるように、広島は古くから浄土真宗のご法義が深く根付いている地域として知られています。そんな広島で、次世代の方々にみ教えを伝えるべく、日々新たな挑戦を続ける若手僧侶集団がいらっしゃるのをご存知でしょうか?この度、インタビューさせていただいたのは広島青年僧侶春秋会です。
広島青年僧侶春秋会は、いったいどんな団体なのでしょうか?同会会長の上園陽(うえぞの・よう)さんにご活動の様子をお伺いしました。
 

上園陽さん(画像提供:広島青年僧侶 春秋会)

 

広島青年僧侶春秋会とは?

 

(画像提供:広島青年僧侶春秋会)

 
――今日はよろしくお願いします。広島青年僧侶春秋会とは、どういった団体でしょうか?
 
上園 陽さん(以下:上園):広島青年僧侶春秋会とは、1958(昭和33)年に設立された、安芸教区の20歳〜40歳までの僧籍を持った青年僧侶で構成されている任意団体です。青年僧侶としての自覚を深め、現代に呼応する知識の把握につとめると共に相互の親睦をはかりつつ、青年の勇気と情熱をもって親鸞精神を広く社会に発揮することを目的としています。
 
浄土真宗本願寺派直属の団体ではないので、真宗他派の僧侶の方にもご入会いただけます。2023年現在、75名が在籍しており、真宗大谷派や真宗木辺派の僧侶も在籍しています。
 
――春秋会では、どういったご活動をされていますか?
 
上園:浄土真宗の伝統を受け継ぎつつ、「春秋会だからこそできること」を追求し、枠にとらわれない自由な発想と情熱をもって、さまざまな方法で仏法に出遇うよろこびを伝えること、また仏教を楽しいと感じてもらえることを目標に、自分たちでも楽しんで活動しています。
 
それを踏まえ、春秋会では現在、3つの部会に分かれて活動を行っています。1つ目は「縁成(えんじょう)部会」。2つ目が「おみのりLink部会」、そして3つ目が「共遊(きょうゆう)部会」です。
 
1つ目の縁成部会では、主に研修会や懇親会の企画を行っています。2つ目のおみのりLink部会では、毎月16日に繁華街で実施している法話会「オアシス法話」の実施や、最近はYouTubeチャンネルを通してオアシス法話の様子や浄土真宗の作法を解説した動画を配信しています。
 
そして、3つ目の共遊部会では、主に青少幼年に対して仏教を楽しく学んでもらうことを目標に、各寺院での日曜学校で実施できる企画を考案しています。最近は「アミタス」と呼ばれる、神経衰弱を進化させた、遊びながら阿弥陀さまや親鸞聖人、浄土真宗にゆかりのある方々についてを学ぶことができるカードゲームを企画・販売しました。
 

カードゲーム「アミタス」(画像提供:広島青年僧侶春秋会)

 
基本的に、会員はいずれかの部会に所属して活動しています。そして、これらの部会とは別に「仏教文化講演会」という大きな行事があり、こちらは2年に1度行われます。
春秋会は2年毎に体制を改めており、いわば2年間続けてきた活動の集大成でもありますね。
 
講演会という名前ではありますが、フェスのようなことも実施しています。過去には、阿闍世の物語を吉本新喜劇の芸人さんに披露してもらったり、プロジェクションマッピングでお寺の屋根にアートを投影したり、田植え体験をしたり……といったイベントや行事を展開しました。
 

(画像提供:広島青年僧侶春秋会)

(画像提供:広島青年僧侶春秋会)

(画像提供:広島青年僧侶春秋会)

 

「ちょっと怒られるぐらい」のことを目指して。

   

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掲載日: 2023.03.09

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