懐石[かいせき]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】


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2013年2月27日
記事作成:他力本願ネット

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懐石[かいせき]…「会席」ならば酒宴料理

 

懐石料理といえば、茶席で招待した客に

茶をすすめる前に出す手軽な料理のことで、

茶懐石とも呼ばれています。

 

仏教では、インド以来「非時食戒(ひじじきかい)」という定めによって、

修行僧は正午から翌日の暁(あかつき)まで、食事を禁止されていました。

現在でも南アジアでは、厳守されている定めです。

 

仏教が北方地方に広がってくると、

修行僧はあたためた石を布に包んで腹に入れ、

飢えや寒さを防いだのでした。これを薬石(やくせき)といいます。

 

後に禅宗【※】では晩に粥(かゆ)を食べたところから、

一般に夕食のことを薬石と呼んでいますが、

それは僧が健康を保つための薬という意味なのです。

あたためた石を懐(ふところ)に入れて腹をあたためる程度に、

腹を満たす料理という意味から、懐石料理となりました。

 

懐石料理を食べるときには、昔の修行僧のことを思い出してはいかがですか。

 

【※禅宗(ぜんしゅう)】

釈迦の経や論によらず、直ちに仏の心を衆生の心に伝えることを説く教えで、不立文字を標榜して坐禅を重視する仏教。釈迦から仏弟子の摩訶迦葉(まかかしょう)に伝えられ、達磨大師が中国に伝えた。日本には栄西が臨済宗を、道元が曹洞宗を伝え、中国の隠元が黄檗(おうばく)宗を伝えた。

 

 

 

「くらしの仏教語豆事典」より転載
(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)
 
     

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掲載日: 2013.02.27