冗談[じょうだん]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】
冗談[じょうだん]
・・・仏道修行には無用
「あの人は、よく冗談をとばすよ」とか、「冗談はよしてください」とか「彼は冗談が通じないから困る」などという言葉は、一般に、ふざけた語、滑稽(こっけい)な言葉、あるいは、ユーモアのある会話などの意味に使われています。
「冗談半分」というと、まじめな話とおどけた話が、半ば入りまじっているのでしょう。
「瓢箪(ひょうたん)から駒が出る」をもじって「冗談から駒が出る」という諺(ことわざ)や、「冗談からしばしば真面目(まじめ)が生まれる」というドイツの諺もあります。
仏教では、仏道修行中、それに関係ない無用な対話を、冗談と呼んでいます。「冗」とは、むだ、不要、あまっているという意味ですから無駄話という意味なのでしょう。
それが、やがて、仏道修行以外の場でも用いられるようになり、現在のような日常語になっていったようです。
「くらしの仏教語豆事典」より転載
(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)
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掲載日: 2013.09.02