有り難い[ありがたい]

有り難い[ありがたい]…文字通り「有ること難い」

 

「ありがとう」は、一般に感謝や

お礼の心を表す日常語として

常識になっています。

 

生物の先生に

「現在この地球上には多くの生命が生まれているが、

一番多いのは何ですか」

と聞いたところ、

バクテリアやウィルスなどの

ミクロの世界の生物、微生物が多いそうです。

 

グラウンドへ行き

「このいっぱいの砂が

地球上の生命の数だとしたら、人間の数は」

と問うと、一握りの砂だと教えられました。

 

これでは人間に生まれる可能性は皆無でしょう。

3千億分の1だという人もいます。

 

三帰依文(さんきえもん)【※】に

「人身(にんじん)受け難し、今すでに受く。仏法(ぶっぽう)聞き難し、今すでに聞く」

とあるように、人間として生まれることや、仏の教えに遇(あ)うことは、

なかなか難しく「有り難い」ことなのです。

 

「有り難い」は文字通り、有るのが困難、

めったにない、珍しいという意味です。

だからこそ、貴重である、かたじけない、

もったいない、畏(おそ)れ多い

という感謝の気持ちを表す言葉になりました。
どんなときでも、誰に対してでもすなおに「ありがとう」と言えるようになりたいものです。

 

【※三帰依文(さんきえもん)】

仏・法・僧の三宝に帰依することを三帰依という。

帰依仏・帰依法・帰依僧の三つの帰依は、仏教徒としての必須条件であり、

三帰依文はその文である。

 

 

 

 

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「くらしの仏教語豆辞典」より転載

(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)

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掲載日: 2013.01.04