変わらぬ故人への思い 変わりゆくお墓のカタチ|上野國光さん(日本石材産業協会副会長兼・㈱イオ代表取締役社長)インタビュー<前編>

お墓にはどんな選択肢がある?

 
――お墓の選択肢はどのようなものがあるのでしょうか?
 
上野:弊社の定義では四つに分けられます。
 
第一に「霊園」があります。公益法人(財団法人、社団法人)または、宗教法人がお寺の境内地以外で経営している墓地です。宗旨・宗派を限定する場合と宗教、宗派を問わない墓地の2種類にわかれ、お墓のデザインや大きさなど自由に選べる霊園も多くなってきています。
 
第二に「寺院墓地」があります。大抵の場合、お寺の境内地にあり、そのお寺が管理運営しています。寺院墓地の取得には、そのお寺の檀家になるということが前提の場合が多くあります。はじめて取得する場合には、あらかじめ、そのお寺のご住職にお寺の行事やお付き合いの仕方などよく聞いておくとよいでしょう。
 
第三に「永代供養墓・納骨堂」があります。お墓の継承者のいない方や、ご自身の死後に子供や孫へ迷惑をかけたくないと考える方などが多く求められています。
 
第四に「公営墓地」があります。
原則として各市町村などが業務を行う墓地です。東京都にかぎり、明治時代に青山や雑司ヶ谷など6か所に墓地を造成し管理するようになり、現在の都立霊園となりました。
 
公営墓地は、永代使用料、管理料などの費用が比較的安く、宗教が自由などのメリットがあります。しかし、取得に関して条件があったり、募集も随時行っているわけではなく、抽選による競争倍率も高いなど難点もあります。
 

上野さんへのインタビューは後編に続きます。後編では、日本石材産業協会のことをお伺いしつつ、お墓の未来についてお聞きしました。
 
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目指すは、会話がはずむ賑やかな霊園|上野國光さん(日本石材産業協会副会長兼・㈱イオ代表取締役社長)インタビュー<後編>
   

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掲載日: 2021.12.14