宗教者だからできること、宗教者じゃないからできること|せいざん株式会社インタビュー④

お寺のなかにある事務所

 

 
ーーお寺との関わりということで、実際にせいざん株式会社さんの一部業務は、こちらの実相寺さんの敷地内に事務所を構えておられますね。
 
池邊:はい。実相寺さんとは納骨堂に関する業務委託関係になるんです。パートナーですね。
 
ーーどういう経緯でこちらに?
 
池邊:実相寺さまの本堂がずいぶん古くなったということで2011年に建て替えの話が出たんですね。そのときに、納骨堂も建てようということになったそうなんです。
 
これからは檀家さんも少なくなっていくから、間口の開かれた状態にしなければいけないというお考えのもと、檀家さん以外も受け入れられる納骨堂を、ということでした。お手伝いしてくれる会社はないか、とお探しになるなかで、私たちの会社とご契約いただいたんです。
 
ーーそれまでの業務とも地続きになっていますもんね。
 
池邊:はい。相談やマッチングの積み重ねを生かして、きちんと関係者すべてが納得するかたちでの契約を心がけています。関係者全員に見学してもらうまで契約をしないとかですね。
 
お母さんだけが来られて「契約します」とおっしゃったときも、「娘さんも連れてこられた方が良いと思いますよ」とお話させていただきました。そうするとやっぱりスタッフとも顔をあわせますから、お母さんも娘さんも相談事がしやすくなりますし、円満に事が進みますよね。
 
商売としては効率が悪いかもしれませんが、ご供養という観点でいくと非常に良いのではないかと思っています。
 
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ーー寺院内に事務所があることで、縁のなかった方がお寺に来られるきっかけにもなるかもしれないですね。
 
池邊:はい。私たちが葬儀に関わらせていただいたことで、気軽にお茶をしにきていただいたり、ついでに次の法要の日程を決めて帰られる方もいらっしゃいます。
 
すぐそこに庫裏(僧侶が住む建物)があって、ご住職もおられますし、直接確認すればすぐ決まります。
 
ーー入りづらいと感じられるお寺という空間や、僧侶という存在との間に、池邊さんたちのような方がおられることで、気軽にいろいろ聞いてもらえるという面があるんでしょうね。
 

明確な役割とゆるい関係性

   

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掲載日: 2019.10.23