人生に「老苦」はつきもの。老いと上手に向き合い、前向きに暮らしていきたいものです。今回は、老後のさまざまな悩み相談を受け付ける「京都府高齢者情報相談センター※」の相談事例をご紹介します。
 

相談内容

81歳女性。介護度は「自立」で大きな一軒家で独居。息子家族は関東地方におり、こちらに戻ってくることはない。田舎暮らしの自分が息子のいる関東で一緒に生活するなど考えられない。年齢を考えると、いつ孤独死をするかもしれず、月10万円の年金の範囲内で看取りまでをしてくれる自由な施設を探して欲しい。

回答

場所は京都市内を希望されていたので探してみましたが、月10万円の費用で「自立」の方が入居でき、看取りまでをしてくれる施設はありませんでした。ケアハウスは、費用面は問題なくても看取りができず、有料老人ホームや「サ高住」（サービス付き高齢者向け住宅）は、費用がかかってしまいます。ですから、お元気な間はケアハウスに入所し、介護度が上がってくれば、特養（特別養護老人ホーム）などに移ることを検討されてはいかがでしょうか。
いずれにしても、保証人が必要となってきますので、一度息子さんときちんと話し合われることをお勧めします。

 
2015年6月号掲載
 

※相談内容及び回答に基づいて行動に移される際には、最新の情報をお確かめください。

 
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