僧侶が僧侶のままで社会に出て行く|木下明水さんインタビュー<後編>

僧侶が僧侶のままで社会に出て行く|木下明水さんインタビュー<後編>

(写真提供:木下さん)

 
「やっぱり好きですからね、阿弥陀さまの話が」
 
コントグループ「ジョビジョバ」で成功をおさめ、順調な芸能活動を続けながらも、浄土真宗本願寺派の僧侶として生きることを決意した木下 明水(きのした・めいすい)さん。
日々休むことなく、精力的に活動を続けておられます。
後編となる本記事では木下さんの僧侶としてのご活動と、社会との関わり方についてお話を伺いました。
 

 

 
 

「最初から最後まで阿弥陀さまの話をします」

 

(写真提供:木下さん)

 
――木下さんが僧侶として本格的に活動されることになって驚かれたことはありますか?
 
木下明水さん(以下:木下):最初、僧侶はまじめでなければ、と思っていました。でも僧侶の世界に入ってみたら、まじめなだけでは無い、さまざまな人たちが嬉しそうに仏さま、つまり阿弥陀さまや仏教のお話をされている。それを見て、今まで嫌っていたけれど、本当は自分にぴったりな世界だったんだな、と嬉しくなりました。
 
――僧侶として活動される際に大切にされていることは何でしょうか。
 
木下:門信徒のお宅にうかがったときは、なるべくゆっくり過ごすことですね。今は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響もあって、お茶をいただくのもなかなか難しいんですけれど。
 
それから法話の席では、たとえ言葉がややこしいと思われようと、真剣に、最初から最後まで阿弥陀さまの話をします。お通夜やお葬式のときでも。やっぱり好きですからね、阿弥陀さまの話が。
 
――お通夜やお葬式のときにも、阿弥陀さまのお話から入られるんですね。
 
木下:そうですね。亡くなられた方の人生にも阿弥陀さまが寄り添ってくださる。阿弥陀さまに救われていく。その話をしますね。阿弥陀さまがどのように私たちの在りようを見抜かれて、それを救うためにどのように南無阿弥陀仏のお念仏となってくださったかを、できうる限り伝わるようにお話しします。結構若い方がそれを聞いて、よろこんでくださったりするんですよ。ときにはそれで門信徒になってくださるひともいらっしゃいます。
 
 

理由を並べ立てるのではなく、喜びを伝えていく

   

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掲載日: 2021.12.21