律儀[りちぎ]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】
律儀[りちぎ]…仏教では「リツギ」
「律儀ものの子だくさん」という諺(ことわざ)があります。
律儀は、律義とも書きますが、
実直な人、正直者、几帳面な人、
きわめて義理がたい人のことをいいます。
このような人は家庭が円満なので
子どもが多いのだそうです。
仏教では、律儀を「リツギ」と読みます。
サンスクリット語「サンバラ」の意訳で、
「抑制する」「防止する」などを意味する言葉です。
そこから身を制することをいい、
悪行におちいることを未然にふせぐ戒律のことを意味します。
また、善行のことをも指しています。
だから、かたく戒律を守り、威儀(いぎ)を整え、
すべての悪をなさぬことが、律儀なのです。
仏教語「リツギ」が、いつの間にか「リチギ」という日常語になりました。
現代は少子化の時代です。 律儀者がもっと多くなってほしいものですね。
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他力本願ネット
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掲載日: 2012.12.28