公務員の現実と、僧侶を目指す道のり|花岡尚樹さんインタビュー<前編>

僧侶になろう
 
ーーいつごろから僧侶になろうと思われたんですか?
 
仕事に行き詰まったころから、真宗大谷派(東本願寺)の僧侶が大阪のミナミでひらいている「坊主バー」に足が向くようになりました。お坊さんがバーテンダーとして勤務しているお店です。
 
ーー行き詰まって、どうして僧侶のところへ?
 
どうしてでしょう。。。脳裏に父の姿があったのかもしれません。
 
ーーお父さんの姿?
 
なんやかんや言って、父を認めていたんだと思います。
 
父は真面目で芯がしっかりしています。高校生の僕に「僧侶にならんでええ」と言ったくらい、僧侶としての芯を持っています。
「坊さんの子供は坊さん」ではなく、僧侶になるからにはしっかりしなければならないことを、父はわたしが小さいころから態度で示してくれていました。
 
ーーお父さんのところへ行かれましたか?
 
じょじょに自分の中で、「僧侶になりたい」という気持ちがはっきりとしてきました。
 
そしてあらためて父に「僧侶になりたい」、「楽になりたいから僧侶の道を選ぶんじゃない」と伝えました。父にそう言えたことで、僧侶としての道筋が一層に明確に見えてきたように思います。
 
ーーお坊さんになろうと決意された後は、どうされましたか?
 
仕事を辞めて、中央仏教学院(京都にある仏教の専門学校)に入学し、僧侶の資格を取得し無事卒業しました。その後、行信教校に入りました。
 
行信教校へは、自分で生活費を稼ぎながら通学しました。日夜のアルバイトは本当にキツかったです。結果、心身ともに疲れはててやがて学校を休むようになりました。結局、行信教校は6年かけて卒業しました。
 
その後、布教使(浄土真宗の伝道者)の資格を取得しました。
 

   

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掲載日: 2013.08.09