開発[かいはつ]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】
開発[かいはつ]…仏教では「カイホツ」
国土開発・電力開発・産業開発・技術開発などと使われているように、
開発とは、山地などを切り開いて、天然資源をとり出し、産業をおこして、
生活に役立つようにすることや、知識をひらき導くことを意味している日常語です。
教育界では、生徒の自発的な学習をうながすような教育方法を指しています。
その開発が仏教語なのです。 仏教では「カイホツ」と読み、
他人を悟らせること、自らの仏性(ぶっしょう)をうち開くことをいいます。
人間にはだれでも、仏性といって仏になる可能性(タネ)が秘められているとされています。
それを開き、明らかにすることをいうのです。
人間の心の内を「カイホツ」する仏教語が、
天然資源などを「カイハツ」する日常語となって、一般化していきました。
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他力本願ネット
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掲載日: 2013.04.22