開発[かいはつ]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】


前の記事
2013年4月22日
記事作成:他力本願ネット

次の記事

開発[かいはつ]…仏教では「カイホツ」

 

国土開発・電力開発・産業開発・技術開発などと使われているように、

開発とは、山地などを切り開いて、天然資源をとり出し、産業をおこして、

生活に役立つようにすることや、知識をひらき導くことを意味している日常語です。

 

教育界では、生徒の自発的な学習をうながすような教育方法を指しています。

その開発が仏教語なのです。 仏教では「カイホツ」と読み、

他人を悟らせること、自らの仏性(ぶっしょう)をうち開くことをいいます。

人間にはだれでも、仏性といって仏になる可能性(タネ)が秘められているとされています。

それを開き、明らかにすることをいうのです。

 

人間の心の内を「カイホツ」する仏教語が、

天然資源などを「カイハツ」する日常語となって、一般化していきました。

 

 

「くらしの仏教語豆事典」より転載
(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)
 
     

Author

 

他力本願ネット

人生100年時代の仏教ウェブメディア

「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。

≫もっと詳しく

≫トップページへ

≫公式Facebook

掲載日: 2013.04.22

アーカイブ