内証[ないしょ]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】
内証[ないしょ]…内緒、内所は当て字
「ないしょの話は、あのねのね」というかわいい童謡があります。
「この話は、ないしょにしてね」といえば、他人には話さず、秘密にしてください、という意味でしょう。
この「ないしょ」は、仏教語の内証(ないしょう)が変化した語なのです。
仏典でいう内証とは、「自内に証得する」ということで、「自内証」ともいいました。
つまり、自分自身のこころの内に、仏教の心理を証(さと)ることです。
その悟った心理そのものを指すこともあり、仏典によく出てくる言葉です。
だから、内証とは、他人には説明できない内心の悟りをしめす言葉なのです。
それが転じて、表向きにしないで内々にしておくことになり、さらに、内密とか身内とか、うちわの話を意味する「ないしょ」となり、文字も「内緒」と書かれるようになりました。
しかし、内緒話は案外よく漏れますゾ!
「くらしの仏教語豆事典」より転載
(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)
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掲載日: 2012.12.17