狭い世界から来た「ふー」|譲渡会の動物レポート#26

犬と猫

 
名前:ふー
性別:メス
年齢:推定17歳
 
あるペットショップの店主が、生活に困った夫婦に犬を貸し出し繁殖させていました。
夫婦への報酬は子犬1頭あたり5,000円。子犬の店頭価格は数十万円。
 
夫婦は狭い部屋に犬たちを押し込めます。
8畳の部屋に成犬10頭、子犬3頭、猫1頭。
トイプードルの「ふー」は、そんな狭い世界で暮らしていました。
 
しかし、そんな窮屈な暮らしにも終わりが来ます。
近所からの苦情により夫婦が転居をやむなくされ、飼育崩壊となったのです。
 
「ふー」は他の仲間達と一緒にボランティアの方々にレスキューされ、手厚い治療を受けることが出来ました。
 
ですが、彼女はそのときすでに9歳のシニア。
新しい飼い主はなかなか見つからず、彼女をレスキューしてくれたボランティアさんと一緒に暮らすことになりました。
 
それから8年がたち、「ふー」は17歳になりました。
 
穏やかな平和主義者で、どんな犬猫が来ても静かに受け入れる「ふー」。
飼い主となってくれたボランティアさんの家にやってきたばかりの犬猫たちは、気がつけば彼女にくっついて寝ています。
 
いつも飼い主さんの側を離れず、飼い主さんを支え、心の癒やしであり続けた「ふー」。
 
心臓の病気があり、今はトイレも食事も介助が必要ですが、飼い主さんから手厚いおせわを受けながら今日も彼女は穏やかに暮らしています。
 
少しでも長く側にいて欲しいと願われながら。
 
プードルが2匹
 
京都市の一念寺さんで行なわれている保護動物譲渡会「いぬとねこ」。レポートの番外編として、譲渡会でご縁を待つ/ご縁のあった保護動物たちの写真をお届けしています。かわいい動物たちの写真を通して「いのち」を考えるきっかけになれば。
 

 
今後、こうした動物たちをとりまく現状について、一念寺譲渡会に限らずさまざまな情報をお届けいたします。
 
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記事作成:他力本願.net
掲載日: 2021.07.11