師匠[ししょう]

師匠[ししょう]…おっしょさんとおしょうさん

 

「先生といわれるほどの○○でなし」と、

陰口をたたかれるほど、先生という名称は、

どの分野でも、用いられるようになりました。

 

先生ほどではありませんが、師匠という名称も広い範囲で使われています。

師匠は、もともと仏教の師のことをいいました。

匠とは大工という意味です。

 

師が弟子に、仏道修行の基本的な修行である

戒(かい)[戒律(かいりつ)]・定(じょう)[禅定(ぜんじょう)]・慧(え)[智慧(ちえ)]

の三学を育成するそのやり方が、

ちょうど工匠が器をたくみに造り上げていくのと

同じだというところから、たとえて匠といったのがはじめです。

 

師匠はその後、学問や芸術、または武芸などを教える人をもさすようになり、

近世以後は、歌舞音曲など、遊芸の教授も「お師匠さん」と呼ぶようになりました。

あるいは、すぐれた芸人に呼びかけるときの代名詞にも敬称として用いられています。

 

 

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「くらしの仏教語豆辞典」より転載

(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)

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掲載日: 2013.03.08