自覚[じかく]

自覚[じかく]…「成人の日」は1月の第2月曜日

 

成人の日です。

今年も多くの若者たちが、各地で成人式を挙げ、おとなの仲間入りをしました。

「国民の祝日に関する法律」によると、成人の日とは「おとなになったことを自覚し、

みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」祝日であるとされています。

 

「自覚する」ということは、自分の地位・状態・価値などを知り、

自分のあり方をわきまえることをいいます。

また、自覚症状などというように自分で感じることを意味する日常語です。

 

仏教では、「覚」は「さとる」ことですから、

「自覚」はみずから覚ることです。 さらに、みずから覚るだけでなく、

教えを説いて他人を覚らせることを「自覚覚他」といいます。

これは菩薩の実践行です。

 

『大乗義章(だいじょうぎしょう)』【※】に

「覚行窮満(かくぎょうぐうまう)、故(ゆえ)に名づけて仏となす」とあります。

覚行窮満とは、自覚と覚他の行が完全であるということですから、

これは仏だと説いています。

 

成人となられたみなさん、おめでとう。

おとなの世界はたいへんですよ。がんばってください。

 

【※大乗義章(だいじょうぎしょう)】

26巻。地論宗の浄影寺慧遠の撰。

当時(隋の時代)、中国に伝来していた経・律・論のすべてにわたって、

大乗視点から教理を整理したもので、仏教用語の解説辞典。

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「くらしの仏教語豆辞典」より転載

(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)

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掲載日: 2013.03.22