達者[たっしゃ]

達者[たっしゃ]…聖徳太子も使った言葉

 

「お達者でなによりですね」「この人は水泳が達者でね」

「あの人は芸達者ですよ」「お達者な口ですこと」

達者にはいろいろな意味があるようです。

 

学術や技芸の道に熟達した人、ものごとに上手な人、

ちょっと軽蔑の意味を込めて、したたか者、あるいは、

健康状態の優れていること、または、足の丈夫なことなど、

その意味するところはさまざまです。

 

聖徳太子(しょうとくたいし)の『十七条憲法』の第一条

「和を以(もっ)て貴(とうと)しと為(な)す」は有名ですが、その後に「亦(また)、達者少し」

という語句があります。この場合、達者を「さとれるもの」と読んでいます。

 

仏教では、このように、真理に到達した者とか、悟った者とか、

大局を見通している者のことを達者といいました。

達人とか達道人という場合もあります。

 

それが、さまざまな意味に発展していったのでしょう。

みなさん、お達者でお過ごしくださいね。

 

 

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「くらしの仏教語豆辞典」より転載

(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)

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